西武中村「また皆さんの前でホームラン」 緊急事態宣言延長を受けて声明発表
辻監督「今は選手1人1人が耐えなければいけない時期」
西武の辻発彦監督と栗山巧外野手、中村剛也外野手が4日、新型コロナウイルの感染拡大に伴う緊急事態宣言を今月31日まで延長したことを受けて、球団を通してコメントを発表した。
西武ナインは4月2日に全体練習を行ったのを最後に、1か月以上自主練習が続いている。辻監督は「1日も早く全体練習を再開できる環境になることを願うばかりですが、今は選手1人1人が耐えなければいけない時期だと思います。先が見えない状況ですが、チーム全員が強い気持ちを持ってこの難局に臨んでいきます」とコメント。その上で、「少しでも早く開幕を迎えるためには、選手もファンの皆さまも、まずは健康でいることが大事だと思いますので、ファンの皆さまも、まずはご自身の感染防止対策をしっかり行っていただき、お体を大事になさってください」と呼びかけた。
プロ19年目・36歳のチームリーダー栗山は「ゴールデンウイークは毎年たくさんのファンの皆さまが球場に詰めかけていただき、シーズンの中でも幸せを感じる時期の1つでもありました。今回、緊急事態宣言が延長となり、まだ皆さんに野球をお見せすることができないのは、一選手としても心苦しいところです」と心境を吐露。実際、西武は異例の10連休となった昨年のゴールデンウイーク中も、6試合のホームゲームを行い、1試合平均3万309人(年間平均は2万5299人)を動員した。栗山は「『こどもの日』にたくさんのちびっ子や野球少年と球場で会うのが、僕も楽しみでした。今は我慢して、必ずまた球場でお会いしましょう」とのメッセージに思いを込めた。
栗山と同い年で昨季打点王の中村は、「ファンの皆さんに試合を見せることができない日々が続いていて、とても残念に感じていますが、僕たち選手は今、できることを毎日考えて練習をしています」と語り、「明日5日は『こどもの日』ですね。外で遊んだり、スポーツをしたりすることができないのは残念ですが、必ず終息することを信じて、今は待ちましょう。僕もまた皆さんの前でホームラン、見せたいと思います」と誓った。
(Full-Count編集部)