ヤンキース23歳右腕が剛速球を披露、今季メジャー先発最速163キロを計時
敵地マリナーズ戦で約163キロ計時もファウルされる
メジャーでは近年時速100マイル(約161キロ)に達する豪腕ピッチャーが珍しい存在ではなくなってきた。昨季はアロルディス・チャップマン(ヤンキース)、ノア・シンダーガード(メッツ)、カルロス・マルティネス(カージナルス)らが、時速100マイルに達する剛速球を記録した。
今季もデリン・ベタンセス(ヤンキース)らがリリーフ投手が100マイルの領域に足を踏み入れる中、20日(日本時間21日)の敵地マリナーズ戦に先発したヤンキース右腕ルイス・セベリーノが、メジャー先発投手としては今季最速となる101.2マイル(約163キロ)を計時した。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が伝えている。
今季先発最速を記録したのは4回のことだった。2死満塁のピンチで打席に迎えたセグラに対し、1ボール2ストライクから投じた4球目が火を噴いた。外角へ真っ直ぐ突き刺さる速球は101.2マイルを計時。セグラは何とかバットを当ててファウルとしたが、結局カウント2-2から8球目のスライダーで遊ゴロに打ち取られた。
記事によれば、セベリーノは「今はすごく感触がいいんだ。腕の調子もいいし、身体の調子もいい」と話したという。マリナーズのエース右腕ヘルナンデスとの投げ合いを制し、今季6勝目を飾った右腕。ピネダを失ったヤンキース先発陣にとって、豪球右腕は頼もしい存在となりそうだ。