171センチ&51キロ、金光大阪の「お調子者」2年生右腕の止まらない成長

金光大阪・河合幸輝【写真:沢井史】
金光大阪・河合幸輝【写真:沢井史】

細身のエースが躍動、「ピンチになっても動じないのが河合の良いところ」

 実力校同士の対戦は3-2で金光大阪が接戦を制した。第99回高校野球選手権大阪大会の3回戦で関大北陽に勝利。関大北陽の背番号「10」北口翔太、金光大阪の背番号「11」河合幸輝の両2年生右腕の息のこもった投げ合いとなったが、先制点を奪った金光大阪が6回に2点を追加し、終盤に迫る関大北陽を何とか振り切り4回戦に進出した。

 171センチ、51キロの細身のエースが、最後までマウンドで躍動した。初回からキレのあるストレートを外角に決め、凡打の山を築いた。5回を終えて、許した走者は5番・赤松俊祐の右前打のみ。中盤以降はスライダーやカーブも織り交ぜ、相手に的を絞らせなかった。

「のほほんと投げるタイプ。ピンチになっても動じないのが河合の良いところ」と横井一裕監督。入学時は身長が165センチで体重がわずか49キロしかなかった。そのため、まず体重を増やすために練習後に2合の白米を食べさせ体重増量に取り組んだが、冬場は成長痛のためトレーニングが出来なかった。今は入学時から身長が6センチも伸びたが、まだまだ成長が続いているという。

冬が終わった途端に「成長痛が治った」!?

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