楽天VSソフトBの首位攻防戦、第1ラウンドは則本VS東浜の90年同級生対決
今季の直接対決は8勝5敗で楽天リード、1点差ゲームは7試合と拮抗
みちのく仙台の地で、狗鷲と鷹が相まみえる。パ・リーグ首位を走る楽天と、1.5ゲーム差で追うソフトバンクが、25日から楽天の本拠地Koboパーク宮城で3連戦に臨む。後半戦最初の首位攻防戦。終盤戦に向けての優勝争いを占う重要な直接対決となる。
今季ここまで楽天とソフトバンクの直接対決は13試合あり、8勝5敗と楽天が3つ勝ち越している。7月11、12日にヤフオクドームで戦った前半最後の2連戦は楽天が2連勝。その前6月30日から7月2日にKoboパークで戦った3連戦は2勝1敗でソフトバンクが勝ち越した。13試合中7試合が1点差ゲームで、6月30日の一戦から4試合連続で1点差ゲームとなり、7月12日は2点差の試合。両チームの実力は拮抗しており、毎試合のように痺れるような接戦が展開される。この3連戦もハイレベルな激戦が期待出来そうである。
その第1戦。首位の楽天は、エース・則本昂大投手を“満を時して”投入する。オールスターで自己最速の158キロをマークした右腕は、後半戦最初の2カードに登板せず。登板間隔を空け、十二分な休養と調整期間を確保して、首位攻防戦第1ラウンドで登板する。
則本は今季ソフトバンク戦では2試合に投げて1勝0敗。今季初先発だった4月4日のホームゲームでは6回5安打8三振1失点で勝利しているが、前半戦最後の先発だった7月11日のビジターゲームでは序盤3回までに4点を失った。味方が逆転勝利を収めたため、黒星は逃れた。
対ソフトバンクは決して得意とは言えないが、今回は本拠地での一戦。今季Koboパーク宮城では8試合に先発して6勝1敗、防御率2.70。現在6連勝中で、60イニングで79三振を奪っており、本拠地での試合は得意としている。これは則本にとって追い風となるだろう。