MLB最多4256安打ローズ氏の違法バット疑惑に新展開 製造者が告白「コルクを詰めた」
ローズ氏からコルクバットの依頼を受けたブライアン・グリーンバーグ氏が真実語る
メジャー歴代1位の通算4256安打を誇るピート・ローズ氏にはコルク入りバット使用疑惑が相次いで報道されているが、実際にコルクバットを“製造”していた人物が現れ米で話題になっている。
地元紙「パームビーチ・ポスト」は「彼は僕のことを“コーキィ”と呼んだ。(フロリダ州の)ジュピターに住む男が1984年にピート・ローズにコルクを詰めたと語った」と、見出しを付けローズ氏にコルクバットを提供していた人物のコメントを紹介している。
ローズ氏のコルクバット使用を告白したのはブライアン・グリーンバーグ氏。エクスポズとフロリダ・マーリンズのクラブハウスマネージャーとして働き始める10年前、1984年にグリーンバーグ氏は、モントリオールで大工をしていたという。
そして1984年の4月のある日、当時のエクスポズのクラブハウスマネージャーであったジョン・シルバーマン氏から「ローズが君に会いたがっている。バットにコルクを詰めることは出来るか?」と依頼を受け、実際に24本のミズノ社製のバットにコルクを詰めたという。
今年5月にローズ氏のコルクバット使用疑惑が米メディアで報道されておりグリーンバーグ氏は「衝撃的な話だとは思わないと」と語り、今回の告白については「真実を語りたかっただけ」と口にしている。
同紙の公式YouTubeではグリーンバーグ氏がバットにコルクを詰める実際の動画を公開している。
ただ、グリーンバーグ氏は実際にローズ氏がコルクバットを試合で使用したかは分からないようで「ローズはコルクバットは打撃練習で使うためと私に言った。彼がそのバットを実際どのように使用したか私は知らない。打撃練習だけで使ったのかもしれない。彼がそれをフィールドで使っていたかは分からない」と語っている。
(Full-Count編集部)