楽天牧田、“凱旋登板”で西武打線を1回0封 伊藤Cは「色んなシチュエーションで」
3年ぶりに日本球界に復帰「打線がすごいので緊張しました」
3年ぶりに日本球界に復帰した楽天・牧田和久投手が9日、古巣のメットライフドームでの西武戦で“凱旋登板”を果たした。8回から5番手として登板し1回無安打無失点に抑えた。古巣相手に好投を見せた牧田は「アメリカに行っている2年間に優勝しているし、打線がすごいので緊張しました」と語った。
慣れ親しんだマウンドでサブマリン牧田が好投した。8回。先頭の森を92キロのカーブで一ゴロ。続く山川には四球を与えたが、山野辺を遊ゴロに。川越には死球を与え一、二塁のピンチを背負ったが川野を127キロのストレートで空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。
試合後はオンラインでの取材に応じ凱旋登板となった1戦を「(西武は)アメリカに行っている2年間に優勝しているし、打線がすごいので緊張しました」と明かした。
ベテラン右腕の投球に伊藤智仁投手チーフコーチは、「コントロール、緩急の使い方、マウンドさばきと、やはり経験のある投手で、しっかりとしたピッチングをしている印象」と評価し「彼の場合、勝ちパターンの経験もあるし、リズムもいいしテンポもいいので、劣勢でもこちらに流れを持ってこれるようなピッチングができるタイプ。色んなシチュエーションで登板してもらおうかなと思っている」と期待を込めた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)