ハム栗山監督と通算100号レアードの“絆”「日本のお父さん」「俺はお前の親父」
来日3年目で大台に到達、お立ち台で「カントク、アリガトウゴザイマス」
日本ハムのブランドン・レアード内野手が16日、本拠地でのロッテ戦で通算100本塁打を達成した。1点リードで迎えた5回無死走者なしの場面。スタンリッジの144キロ直球をファンが待つ左翼席に放り込んだ。
読み勝ちだった。「変化球から始まって、ストレートが来ていなかったので、来ると思った」とカウント2-1から待っていた直球を完ぺきに捉えた。13日のソフトバンク戦のアップ中に背中に違和感を訴えて2試合欠場したことを感じさせない豪快なスイングだった。
お立ち台では、ベンチにいる栗山英樹監督に向かって帽子を取って日本語で頭を下げた。
「カントク、アリガトウゴザイマス」
心からの言葉だ。一昨年34本、昨年は39本と本塁打を重ねているが、来日当初は日本の投手に対応できず苦しんだ。一昨年は7月下旬まで打率1割台と低迷。「1年目の絶不調の時に使い続けてくれた監督に一番感謝したい。日本のお父さんと思っている。監督としても人間としても素晴らしい方」と指揮官への感謝の言葉を並べた。