日ハム大谷、投手復帰へ自信 2回途中降板の7月オリ戦とは「全然違う」

日本ハム・大谷翔平【写真:石川加奈子】
日本ハム・大谷翔平【写真:石川加奈子】

MLB球団も視察に訪れる中、50日ぶりのマウンドへ「自分の投球を」

 日本ハムの大谷翔平投手が31日、本拠地でのソフトバンク戦に先発する。「相手どうこうではなく、自分の出せるものをしっかりマウンドで出したい」と静かに闘志を燃やしている。

 今季初登板となった7月12日オリックス戦前回は制球が定まらず、1回1/3を投げて2安打4失点だった。あれから50日ぶりのマウンド。前回との違いについて「体の状態もブルペンに入る回数も違う。全然違うと思う」と自信をのぞかせた。

 右足首や左太もも裏を痛めて出遅れた今季は、すでに野手としてはエンジン全開。8月は19試合に出場して打率.389と絶好調で、月間MVPの候補に挙がるほどの完全復活を果たした。残るは投手としての復活だ。

 球数は60球がメドになる。「特に何も考えていない」とペース配分は頭にないという。今季札幌ドーム初登板に「(シーズン)後半だし、あと何回もない。しっかり自分のピッチングをできるようにしたい」と力を込めた。

 首位を走るソフトバンク相手にどんな投球を見せるのか。当日は、メジャーリーグが10球団以上視察に訪れる予定。早ければ今オフにもポスティングでの米国移籍の可能性がある中、大谷の本格復帰登板に大きな注目が集まる。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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