大山&植田を起用すべき!? 4カード連続負け越しの阪神、OBが指摘する打開策は?

阪神・植田海(左)と大山悠輔【写真:津高良和】
阪神・植田海(左)と大山悠輔【写真:津高良和】

2勝9敗の最下位と苦しむ阪神は「すべてが悪循環に陥っている」

■中日 6-3 阪神(1日・ナゴヤドーム)

 阪神は1日、敵地での中日戦(ナゴヤドーム)に3-6で敗れ、3連敗を喫した。開幕から4カード連続負け越し。2勝9敗の最下位に沈んでいる。この日は2つのエラーが出て、先発の秋山拓巳投手が5回途中6失点(自責5)でKO。9回に新助っ人のジャスティン・ボーア内野手に来日初ホームランが飛び出したが、追いつくことはできなかった。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手としてプレーし、2018年までヤクルトで2年間、バッテリコーチを務めた野球解説者の野口寿浩氏は、現在の阪神について「すべてが悪循環に陥っている」と指摘。この日、途中出場で初めて中堅を守った大山悠輔内野手や植田海内野手のスタメン起用も考えるべきだと話した。

 1点リードの4回、秋山は自らの暴投も絡んで同点とされると、2死一塁で阿部を三ゴロに打ち取るも、マルテが痛恨の二塁悪送球。一塁走者の高橋の生還を許し、逆転された。さらに、5回には平田とビシエドの適時打で追加点を許し、高橋の二塁正面へのゴロを糸原が捕れず適時失策。ミスが響き、6失点を喫して完敗した。

 この日は守備でほころびが出て、秋山も踏ん張りきれなかったが、前日までは中継ぎ陣が崩れることも多かった。さらに、ようやくボーアに一発が飛び出したとはいえ、貧打も深刻。野口氏は「すべてが悪循環に陥っている」と語る。

「矢野監督よりよっぽど選手を動かしているチーム、阪神よりもスタメンの種類が多いのではないかというくらいのチームもありますが、調子が上がらないので、起用法も色々と言われていますよね。それが全然うまくいかずマイナスになっているから、目立ってしまっている。動いたら駄目、動かなくても駄目、という感じになってしまっている」

大山をサード、植田をセンターかセカンド起用すべき?

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