ハム大谷の本格先発復帰を前に栗山監督が心境吐露「久々に怖さしかない」
29日に旭川で先発決定を告げる「戦う男の顔になっていた」
日本ハムの栗山英樹監督が31日、ソフトバンク戦(札幌)の試合前に、先発として送り出す大谷翔平投手への思いを語った。
チェックポイントを設けながら、慎重に準備を重ねて辿り着いた、今季初の本格的なマウンド。「久々に怖さしかない。ずっと預かってきて、今日は自分の中で怖くてしょうがない」と本音を吐露した。
もちろん見切り発車ではない。それでも近代野球では前人未到の二刀流に挑んできただけに「本当に予想外のことが起こることがあるから」と心配は尽きない。
29日旭川でのブルペン投球後に大谷自身に先発を伝えた時の様子も明かした。「こういう表情を待っていた。戦う男の顔になっていた」とうなずいた。
前回登板した7月12日オリックス戦とは事情が違う。「あの時は1回投げるのがテーマだったのでクリアするのがわかっていた。今日は腕を振っていくと思うので」。二刀流の再発進となる今回の登板、とにかく無事に投げ終えること祈っている。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)