西武・辻監督「ニールは負けない投手なんで」 不敗神話継続の予感あった
「追いついてくれるんじゃないかと思っていました」
■西武 4-4 オリックス(3日・メットライフ)
西武は3日に本拠地メットライフドームで行われたオリックス戦で延長10回の末に4-4で引き分けた。一時はリードを奪われたものの、なんとか追いつき、今季初の引き分けに持ち込んだ。
昨年から12連勝中の先発ニールは1点リードの6回にジョーンズに同点適時打、続くT-岡田には勝ち越し3ランを浴びたが、その裏に中村のバックスクリーンへの2号ソロ、源田の2点タイムリーで追いついてもらい、連勝記録ストップは免れた。
辻発彦監督は試合後「ニールは負けない投手なんで、追いついてくれるんじゃないかと思っていました」と語った。ニールは1週間前の6月26日ソフトバンク戦でも連勝ストップのピンチだったが、8回の木村の逆転満塁本塁打に救われている。指揮官には不敗神話継続の予感があったわけだ。
とはいえ、辻監督は「勝てたといえば、勝てたといえるかもしれない」と悔やみ、「ニールは同点まではいいけれど、3ランされた失投が痛かったね。ツーシームが甘く入ったんじゃないかと思うけど」と苦言を呈した。
9回の攻撃では1死満塁としサヨナラのチャンスだったが、中村が空振り三振、代打・呉念庭も左飛に倒れ、勝ち切れなかった。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)