楽天・梨田監督、ホークスの優勝M点灯に「たった2週間でこうなってしまった」

楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】
楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】

泥沼8連敗、2位西武とも1.5差に

 楽天が泥沼の8連敗を喫し、ソフトバンクのマジック点灯を許した。1日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。先発の岸が8回4安打2失点、今季最多の13三振を奪う好投を見せながら、打線が全く援護を出来ずに零封負け。試合後、梨田昌孝監督は「あれから負けっぱなしだから、(マジック点灯は)仕方ない。たったの2週間でこうなってしまった。またやっていきます」と肩を落とした。

 悪い流れは、この日も止まらなかった。2回。先頭のアマダーが退場処分を食らった。ソフトバンク先発の東浜が投じた内角高めのボールに激高し、東浜へと突進。威嚇行為により、序盤にして退場となり、指揮官は「上沢のがあったから、チームは違うけどイメージでいったんだろうけど、ああいうのは避けないと。人がいない中でやっているので、残念でしたね。勝てないからストレスがあるのかもしれないけど、退場になっちゃいけない」。急遽、代役として出場した枡田が2三振1併殺打に終わった。

 打線は2回以降、毎回のように走者を出しながらも、全く繋がらず。4回先頭のウィーラーが左前安打で出塁したが、枡田が遊ゴロ併殺。6回先頭で中前安打を放ったオコエは、牽制で飛び出し憤死した。9回にもサファテからペゲーロの四球、ウィーラーの中前安打で無死一、二塁としたが、枡田、阿部が連続三振に倒れて走者を進めることも出来なかった。

 この日、西武が勝ったため、2位との差も1.5ゲーム差に拡大した。6連敗のあと、1勝を挟んで、1分けを含む8連敗。9月になっても流れは変わらなかった。厳しくなった優勝だけでなく、2位すらも危うくなってきた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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