オリ吉田正が“左殺し”からも逆転弾 西武戦は打率.444&3発「心の準備は出来てました」
西武小川から7回に逆転の3号2ラン「ああいうホームランはなかなかない」
■オリックス 4-3 西武(4日・メットライフ)
オリックスの吉田正尚外野手が獅子に強すぎる。4日にメットライフドームで行われた西武戦では、1点ビハインドの7回1死一塁で逆転3号2ランを放ち、最下位に低迷するチームを4-3の勝利に導いた。
相手は変則左腕の“左殺し”小川をぶつけてきたが、吉田正は初球のシュートをとらえ、右翼ポール際に運んだ。「最初自分の所からはファウルに見えて、右翼手がジャンプしたのが見えましたが、入ったかどうかわかりませんでした。ああいうホームランはなかなかないので、すごくびっくりしました」と大喜び。
小川とは今季すでに3度対戦し2打数ノーヒット1四球に抑えられていたが、「心の準備は出来ていました。左のワンポイントを簡単には打てないので、(シュート系かスライダー系の)どちらか打つべきボールをファーストスイングで打とうと思っていました」と明かした。
今季の西武戦では、これで18打数8安打、対戦打率.444。今季3本塁打のすべてが西武戦だ。昨年も対戦相手別では断トツの打率.429、8本塁打とカモにしていた。「明日も(西武戦が)あるので、勝てるように頑張りたい」と笑った。チームは依然、3勝10敗1分けで最下位。「序盤は僕がチームに迷惑をかけた。“借金”を返せるように、明るく元気に勝ちにこだわり必死に頑張っていきたいです」と言葉に力を込めた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)