元巨人・桑田氏、進路注目の清宮に“エール”「大切なのは自分で決断すること」
軟式野球で“現役復帰”、清宮は「あれだけ長打を打てる選手はそれほどいない」
巨人、米パイレーツなどで活躍した桑田真澄氏が3日、軟式野球大会で“現役復帰”した。「MLBドリームカップ」で「桑田パイレーツ」の一員として初戦のヴィクトリア選抜戦に先発して、1回を3者凡退に抑える快投。試合後には、進路が注目される早実・清宮幸太郎内野手に「大切なのは自分で決断すること」と“アドバイス”を送った。
試合は3-4で惜敗したものの、先頭打者を“宝刀”のカーブで空振り三振に仕留めるなど、会場を沸かせた伝説の右腕。その後は2者連続の二飛で、打者3人をわずか10球で3者凡退に抑え、その後は遊撃の守備にも入った。
現役時代から打撃にも定評があった桑田氏。この日は9番で右飛、三ゴロに倒れたものの、試合後には史上最多の高校通算109本塁打を誇る清宮に、温かいエールを送った。
「プロでも大学でもいいが、大切なのは自分で決断すること。その決断をみんなで応援してあげること。あれだけ長打を打てる選手はそれほどいないので、みんなで育てたいですね」
注目される18歳の進路について、こう言及。類まれな才能を認めつつ、周囲のサポートも重要だと訴えた。
(河野正 / Tadashi Kawano)