鷹、今季初3連勝で5割復帰 石川奪三振ショーに工藤監督も仰天「いくつ取るんだろう、と」
6連戦で5発目の本塁打を放った柳田も絶賛した工藤監督「フェンス直撃かな、と」
■ソフトバンク 6-1 楽天(12日・PayPayドーム)
ソフトバンクは12日、本拠地PayPayドームで楽天と戦い、6-1で快勝した。今季初の3連勝として勝率5割に復帰。投打が噛み合った勝利に工藤公康監督は「時間はかかりましたけど、5割に戻ったので、また来週から貯金をできるようにやっていきたい」と笑みを浮かべた。
初回、先発の石川が3者連続三振と圧巻の立ち上がりを見せると、その裏、2死から柳田が6連戦で5発目となるソロ本塁打を放って先制した。2回には甲斐の犠飛と周東の適時打で2点を追加してリードを広げた。右腕は2回1死から6者連続三振を奪うなど、4回までに10個の三振を奪う圧巻の奪三振ショーを展開した。
5回にロメロの適時打で1点を失ったものの、石川は7回2安打1失点と好投。8回を高橋礼、9回を笠谷でリードを守った。指揮官は「一体いくつ三振を取るんだろうと思いました。ナイスピッチングでした。いい時の石川くんのリズム、テンポを守って、リードも良かったし、いいゲームだったと思います」と語り、91球で7回を投げ抜いた石川を称賛した。
また、初回にこの6連戦で5発目となる本塁打を放った柳田に対しては「素晴らしい打球で、フェンス直撃かなと思ったんですけど、さすが柳田君。素晴らしいパワーでした」と、低めのボールをライナーで左中間テラス席に運んだ打球を絶賛していた。
これで有観客試合となって3戦3勝としたソフトバンク。見違えるような戦いぶりに指揮官も「ファンの人がいるともう一つ見られていることで集中力に繋がる部分がある」と語り、ファンが与えてくれる“見えない力”を実感していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)