元楽天育成ミトレ、麻薬逮捕で“永久追放” 1歳女児殺害なら懲役60年の可能性も
麻薬所持の疑いで逮捕されたミトレは女児虐待殺害の疑いも持たれている
メキシカンリーグのサラペロス・デ・サルティージョは15日(日本時間16日)、麻薬所持の疑いで逮捕された所属選手のセルジオ・ミトレ投手を解雇したと発表した。
ミトレは内縁の妻の連れ子である1歳8か月の女児への虐待、殺人の疑いも持たれており、メキシカンリーグは同日、リーグの規定に基づき、ミトレに無期限の選手資格停止処分を執行し、リーグから追放した。
ミトレは14日深夜、サルティージョ市内の刑務所に移送された。地元メディアは39歳のミトレは殺人容疑で40~60年、虐待容疑で5~12年の懲役を受ける可能性があると報じている。ミトレはメジャーで通算8年間プレー。14年には育成選手として楽天にも1年間所属していた。
ミトレは13日、サルティージョ市内の自宅で逮捕された。当局は大麻が入った袋2つ、計30グラムを押収している。また、19歳の内縁の妻の連れ子である女児が12日に死亡。ミトレは3か月前から内縁の妻とその連れ子と同居していた。現地報道によると、死体解剖の結果、女児の背中には殴打によるものとみられる打撲の跡があり、その衝撃で体内の血液循環が悪化し、腎臓につながる動脈が塞がっていたことが判明した。また、両目付近にも顔を殴られたことによる打撲の跡があったという。
ミトレは昨年9月にも、当時内縁の妻だった別の女性に対して暴力を振るって逮捕されており、保護観察期間中だった。
(Full-Count編集部)