大谷翔平、二刀流成功ならア・リーグMVP? 地元メディア「可能性は十分ある」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロサンゼルス・エンゼルス】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロサンゼルス・エンゼルス】

地元メディアの番記者たちが勢揃いしア・リーグMVPを予想、トラウトが大本命だが…

 メジャーリーグは7月23日(日本時間24日)に開幕を向かえる。新型コロナウイルスの感染拡大もあり今季は60試合制で行われるが、エンゼルスの地元メディアは早くもMVP候補の話題で盛り上がっている。

 地元放送局「FOXスポーツ・ウエスト」は今シーズンのア・リーグMVP候補について地元記者たちを集め討論会を開催。名物・解説者のエンゼルスOBマーク・グビザ氏、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者、米メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者、地元紙「LAタイムズ」マリア・トーレス記者が集まり議論を交わした。

 一番に名前が挙がったのはマイク・トラウト外野手。昨季は打率.291、45本塁打、104打点をマークし自身3度目のMVPを獲得した“天才”を大本命に指名している。

 だが、二刀流を復活させる大谷には無限の可能性を感じているようでアルダヤ記者は「イニング数に制限がなく、週に4日打線に入れる。少ない試合数の中で彼がどれだけ数字を積み上げられるか非常に楽しみ」と興味津々。これにはグビザ氏も「ああ、賛成だ」と納得の表情を見せていた。

 一方、トーレス記者はトラウトが今季は子供の出産のためシーズンを一時抜けることを予想。昨季の打点王(126打点)でワールドシリーズ王者・ナショナルズから加入したアンソニー・レンドン内野手を予想している。

 開幕から怪我無くシーズンを過ごせることを条件にフレッチャー記者は大谷を本命候補に挙げ「ルーキーシーズンではMLB史上誰も見たことがないことを成し遂げた。ここ2年の活躍を見れば、今年は18年以上の活躍が期待できる。MVPを受賞する可能性は十分にあるだろう」と太鼓判。

 そして大トリを飾ったグビザ氏はトラウトを指名したが、大谷が投手として3、4勝、打者として10~12本塁打を放つことができれば「それでMVPにならないなんてことがありえるだろうか? ベーブ・ルースとショウヘイ・オオタニ以外でこの地点に近づいたものはいない。もし彼がこれらの成績を残したら、私はショウヘイ・オオタニに投じる」と、断言していた。

 大谷は再び二刀流を成功させ、日本人選手では2001年イチロー以来、19年ぶり2人目となるシーズンMVPを獲得することはできるだろうか。最大のライバルは同僚・トラウトと予想されている。2人が高いレベルで競い合えばチームのポストシーズン進出も見えてくるはずだ。

(Full-Count編集部)

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