日ハム栗山監督、最速163キロ&今季初勝利の大谷に「まだまだ課題も多い」
先制3ランの横尾は「とてもうれしい」、攻撃陣には「いい点の取り方」
日本ハムは12日、楽天に7-0で快勝。大谷翔平投手が今季3戦目の先発で5回2/3を1安打無失点4奪三振3四球と好投し、今季初勝利(2敗)を挙げた。最速163キロをマークし、メジャーリーグのスカウト16球団32人が視察に訪れる中、上々のピッチング。栗山英樹監督は試合後、「まだまだ課題も多い」と話した。
また、打線では横尾が先制3ラン。さらに、西川の2ラン、渡辺のタイムリー、清水の犠飛で着実に加点した。効率的に点を奪った攻撃陣について、指揮官は「非常に意味がある」と称賛した。
――先発した大谷投手について。
「前に進んだところもあるし、まだまだ課題も多いし。いいところもあるし、悪いところもあった」
――横尾選手が4回に札幌ドーム初ホームランを放った。
「チームに貢献するために、どうやって自分の特徴を出していくのか。自分のスタイルでああやってしっかりバットを振るというのは難しいことだと思いますけど、そういう必死な思いが伝わってくるので、ホームランになってとてもうれしいし、本人も手応えをつかめると思うので良かったと思います」
――西川選手のホームランや渡辺選手のタイムリーもあり7点を奪った打線について。
「この前の試合もやられましたが、つながりをつくるために自分がどういう仕事をするかという意識があった。ホームランがどうのこうのではなく、ナベ(渡辺)のヒットなんかもすごく大きかったし、清水の犠牲フライも自分が何をするのかという意識があったし、非常に意味がある。いい点の取り方だったと思います」
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)