大谷翔平は「野球マニアだ」 エ軍GMが語る二刀流の人間性と復活の期待

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロサンゼルス・エンゼルス】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロサンゼルス・エンゼルス】

エプラーGM「ショウヘイは野球狂、マニアだ。おそらくこれ以上に上手く表現する言葉は無い」

 エンゼルスは23日(日本時間24日)、今季の開幕ロースター30人を発表し、大谷翔平投手は「二刀流選手」として登録された。開幕を翌日に控え、ビリー・エプラーGMがオンライン取材に対応。2年ぶりの二刀流復活を目指す26歳へ高い期待を口にした。

「ショウヘイは野球狂、マニアだ。おそらくこれ以上に上手く表現する言葉は無い。(体を鍛える)トレーニングにしろ、投打(の調整)で前進していくことにしろ、彼のアプローチは真剣そのもので、集中している。私が彼について感心していることは、持ち球を使ってストライクを取る能力だ。彼は先日の紅白戦でオフスピードピッチの感触や、ボールを投げた時の手の感覚に慣れるために、より多くそれら(オフスピードピッチ)の球種を投げていた。彼のマウンド上での取り組み方、そして打撃面での取り組み方に私は非常に満足している」

 球団は開幕3戦目となる26日(同27日)の敵地・アスレチックス戦で先発登板すると発表。2018年10月の右肘のトミー・ジョン手術後初の公式戦登板で、同年9月2日(同3日)のアストロズ戦以来693日ぶりだ。24日の開幕戦は「3番・指名打者」として出場する見込みだ。エプラーGMも二刀流復活を待ちきれない様子だ。

「ワクワクしている。彼がマウンドと打席に立つ姿を気に入っている。そして彼が走るところも注目している。彼の二塁打も好きだ。彼は走る姿も見ていて楽しい」

 大谷は渡米後に右肘、左膝とメスを入れた。体の負担の大きい二刀流。エプラーGMは投手、野手のどちらかに専念させる考えは一切なかったという。

「ノーだ。私は1度も考えたことはない」

 エプラーGMは前職のヤンキース球団フロント時代から大谷を追いかけ、大谷獲得時は「床に倒れるまで」喜んだのは有名な話だ。良き理解者の後押しを受け、再び二刀流旋風を巻き起こしたいところだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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