ロッテ伊東監督、札幌最終戦に「ウルっと」 大逆転勝利は「来年につながる」
9回2死から加藤が起死回生の逆転3ラン「野球の魅力」
ロッテの伊東勤監督が14日、日本ハム戦(札幌ドーム)での劇的勝利に感極まった。9回2死から3点を奪って6-3の逆転勝利に開口一番「前半でこういう試合があったら最高だった。来年につながる」と満面の笑みを浮かべた。
1点を追う9回2死一、二塁で加藤翔平外野手が起死回生の逆転3ラン。ベンチから身を乗り出して見届けた指揮官は「翔平もずっと状態が良かったし、バッティングでも粘りが出てきていた。ああいう場面で打てて本人も自信になったはず。2アウトからひと振りで逆転というは野球の魅力」と褒めちぎった。
今季限りで退任する伊東監督にとっては、この日が札幌ドームでの最終試合。「昨日も今日もいい試合をしてくれ、最後の北海道をいい形で締めくくることができた。この球場でもいろんな思い出があるしね。最後はちょっとウルっと来たけど、ここで泣いちゃおかしいので」と笑った。
「北海道のファンの応援に感謝ですね。引き続きこのチームを応援してほしい」
最後に感謝のメッセージを送ることも忘れなかった。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)