イチローの来季現役続行に敵地メディアが太鼓判 代打打率.292は「桁外れ」

マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

今季で契約満了となるイチロー、来季契約へ「そうならない理由が見えません」

 マーリンズのイチロー外野手は14日(日本時間15日)、敵地でのフィリーズ戦に「2番・中堅」で先発出場し、メジャー史上最年長中堅スタメン記録を更新(43歳327日)した。3打数2安打1四球で8月9日のナショナルズ戦以来となるマルチ安打を記録。今季限りで契約が満了となるイチローについて、マーリンズ側は1年間の延長オプションを保有しているが、その健在ぶりから敵地メディアは「来季メジャーに戻らない理由がない」と称賛している。試合は0-10でマーリンズが完敗した。

 初回1死走者なしの場面でイチローが出番を迎えると、敵地フィラデルフィアで試合を中継しているテレビ局「CSN」の実況は「これがマーリンズでの最後の先発になるかもしれません」と静かに語った。

 今季、マーリンズはメジャートップ54本塁打のスタントンに加え、オズナ、イエリッチが好調で故障のないシーズンを過ごしているために、イチローの先発出場はこのゲームを含めて19試合にとどまっている。しかし、今季限りでの退団の可能性を示唆した実況の言葉とは裏腹に、背番号51がレフト前に華麗なヒットを放った。

 実況が「3074本目のキャリアヒットです。マーリンズは2018年のオプションを保有しています」と語ると、解説を務める元捕手のベン・デービス氏は、2002年から04年途中までマリナーズで共闘したかつてのチームメートの来季MLBでの現役続行に太鼓判を押した。

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