大谷翔平、衝撃の5失点KO劇を敵将は予言? 敵地メディア「準備は万端だった」

アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

アスレチックス打線は初回に大谷から3四球3安打で5得点と先制パンチ

■アスレチックス 6-4 エンゼルス(日本時間27日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、開幕3戦目の敵地・アスレチックス戦で今季初登板初先発したが初回1死も取れずに3四球3安打5失点で降板し今季初黒星を喫した。敵地メディアはアスレチックスが“大谷対策”に準備万端だったことを伝えている。

 2018年10月の右肘のトミー・ジョン手術後、693日ぶりの公式戦登板だった大谷を攻略したアスレチックス打線。敵地の地元紙「SFクロニクル」は「アスレチックスは間違いなく対オオタニへ準備万端だった」とし序盤のKO劇を伝えている。

 初回の先頭セミエンは中前打、ラウレアーノとチャップマンは四球を選び、いきなり無死満塁のチャンスを手にするとオルソンは押し出し四球で先制。さらにキャナは9球粘り右前2点タイムリー、続くグロスマンも右前適時打で続き大谷をマウンドから引きずり下ろした。

 記事では試合前のメルビン監督のコメントを紹介。2018年に「投手・大谷」と2度対戦した経験があることに触れ「今日の彼の球数がどうなるかはわからないが、球数を投げさせ、出塁し、四球を選んで安打で得点するのが我々の狙いだ」と、大谷の“攻略法”を語っていたことを指摘している。

 2点タイムリーを放ったキャナも試合後に「もしストライクを取りに来てカウントで先行しようとするなら、良い打撃をしようとするだけだと自分に言い聞かせていたんだ。もしそこ(ストライクゾーン)に投げてきたら、フルスイングするだけだ、とね」と狙い通りの打撃に胸を張った。

 大谷にとっては悔しい登板となったが、2018年4月1日(同2日)のメジャー初登板で6回3失点に抑えられ初勝利を献上したアスレチックスは“2年越しのリベンジ”に成功した形となった。

(Full-Count編集部)

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