大谷翔平、次回登板に向けエ軍首脳陣はメンタルを心配 「プレッシャーをかけ過ぎている」
キャラウェイ投手コーチは大谷の“ぶっつけ本番”に「普通ではない登板となった」
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地でのアスレチックス戦で「3番・DH」で先発出場。メジャー初の登板翌日に打者として出場したが4打数無安打、3三振に終わった。前日(同27日)の先発登板では1死も取れず5失点。ジョー・マドン監督ら首脳陣は「彼は自身にプレッシャーをかけ過ぎている」と大谷の責任感の強さを指摘した。
マドン監督はこの日の試合前に復帰登板を30球で降板した大谷の次回登板が早まる可能性を問われ「可能性としてはあるが、今のところその可能性が起こるとは思わない」と語った。
1死も取れず3四球3安打5失点と苦しい復帰登板となった大谷。指揮官は個人面談を行う考えを明かし「彼は自身にプレッシャーをかけすぎていると私は思っている。私たちはその雰囲気を少し軽くしてあげ、そこから出してあげる必要がある。彼はよくなるだろう。でもまだ彼と話をする時間を取れていない」と、大谷の責任感の強さを心配した。
ミッキー・キャラウェイ投手コーチは最速152キロをマークした直球については「球速は明るい兆しだ。力感を見ていると、全力で投げることにもう少し自信を持つ余地があると感じている」と一定の評価を下しているようで、今後の課題については「もう少しゾーンに投げられるようにすることだ」と注文を付けた。
ただ、同投手コーチもマドン監督と同じくメンタル面を心配しているようで「個人的な経験から言うと、大変難しい部分だ。身体面よりも精神面を乗り越える方が難しい」と、自身の経験を踏まえ語った。
本来ならマイナーでの登板を経て、メジャー復帰の予定だったが新型コロナウイルスの感染拡大を受けマイナーリーグは中止。“ぶっつけ本番”での復帰登板に「普通ではない登板となったが私は懸念していない。彼は改善に取り組み、自信をつける。そうすれば我々が見たいショウヘイになる」と、大谷の復調に期待していた。
(Full-Count編集部)