サイン盗みの報復であわや大惨事…ドジャース右腕がアストロズに“ビーンボール”連発
ジョー・ケリーがブレグマンとコレアに対して報復投球、乱闘寸前に
■ドジャース 5-2 アストロズ(日本時間29日・ヒューストン)
米大リーグで一触即発の“ビーンボール騒動”が起きた。28日(日本時間29日)の米大リーグ、アストロズ-ドジャース戦。6回、ドジャースの中継ぎ右腕、ジョー・ケリー投手がアストロズのアレックス・ブレグマン内野手とカルロス・コレア内野手に対して頭部付近にボールを投球。コレアを打ち取った際にはケリーが挑発し、両軍が飛び出して、警告試合となった。
アストロズのサイン盗みが明るみになり、2017年にワールドシリーズを戦ったこのカードは“因縁の対決”と注目をされていた。ケリーは2017年はドジャースではなくレッドソックスに所属も、アストロズにプレーオフで敗れていた。
MLB公式サイトではケリーの談話を掲載。「(ブレグマンへの頭部付近への球は)明らかにボールだった。リードしている段階で、四球は絶対出したくはない。僕がうまく投げられなかっただけ」と語った。アストロズ・ベイカー監督によると、ケリーはコレアに向かって「ナイススイング、○○○」と放送禁止用語を言い放ったことを明らかにした。また、「私にとって腹立たしいのは、審判が我々も警告したことだ。警告するなら彼(ケリー)の方にだろう。ボールを投げたのは彼だ。そもそも、この見苦しい状況にしたのは彼だ。全くもって気に入らない」と怒りを露わにしていた。