西武與座の88キロ“超遅球”に松田宣もフリーズ ファン仰天「ハエが止まってそう…」
遅すぎて「キャッチャーに素手で取られそう」 88キロのカーブに松田宣も打席で固まる
■西武 6-0 ソフトバンク(30日・PayPayドーム)
西武の與座海人投手が30日、敵地でのソフトバンク戦に先発し5回4安打無失点の好投で2勝目を挙げた。打たせて取る投球で強力鷹打線を手玉にとったが、松田宣に投じた80キロ台の“超遅球”にファンも「遅すぎてハエ止まってそう」と驚きの声を上げている。
絶滅危惧種のサブマリンが圧巻の投球を見せた。左打者が並ぶ鷹打線相手に緩急自在の投球でスコアボードに「0」を並べた。4回には無死二、三塁のピンチを背負ったが栗原を117キロのスライダーで一ゴロ、上林を128キロの直球で投ゴロ、松田宣には中堅後方に運ばれたが鈴木がフェンス激突の好守を見せ無失点。
伸びあがる直球と打者のタイミングを外すカーブ、スライダーが生きた。「パーソル パ・リーグTV」も2回に松田宣に投じた超スローカーブに注目し「今季最遅 與座海人『88キロ 超スローカーブ」とのタイトルで動画を公開した。
松田宣も思わずフリーズした1球にファンも「遅すぎてハエが止まってそう」「アンダースローの異質さがいい」「キャッチャーに素手で取られそう…」「打ちづらいだろーな」と絶賛。
與座の後を受けたリリーフ陣も無失点リレーで切り抜け、ソフトバンクは今季初の完封負け。サブマリンの巧みな投球術がホークス打線を狂わせた。