投手・大谷翔平へ“知将”マドン監督が挙げた課題「ショウヘイの強みを強みとすること」
8月3日アストロズ戦へブルペン34球「自信はマウンドより打席での方がついてきている」
■エンゼルス – マリナーズ(日本時間31日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地マリナーズ戦前にブルペン入り。次回登板が予定されている8月2日(同3日)の本拠地アストロズ戦へ向けて、34球を投げた。ジョー・マドン監督はこの日のオンライン会見で、次回登板への課題を挙げた。
大谷は26日(同27日)の開幕3戦目、敵地・アスレチックス戦で今季初登板初先発。693日ぶりの公式戦登板だったが、初回1死も取れずに3四球3安打4失点で降板した。この日のオンライン会見で、マドン監督は「いろいろなことを話しているが、ショウヘイの強みを強みとすること。直球を投げたいところに投げられるようになること。変化球を操る能力についてはすでにもう何度も言ってきた。課題は制球だ。メカニックとは限らない。ストライクゾーンを攻めることなど、メンタル面だ。現状はそうしたこと。自信に関しては、現時点ではマウンドでよりも打席での方がついてきている」とコメントした。
この日のマリナーズ戦は「5番・指名打者」で4試合連続で先発出場する。2試合連発に期待がかかる。試合前の打撃練習では30スイングで14本の柵越えを記録。約130メートルの特大弾もあった。状態の良さを伺わせた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)