大分・津久見が32年ぶり夏V OB川崎憲次郎氏が万感「本当にありがとう、感動です」

津久見OBの川崎憲次郎氏【写真:編集部】
津久見OBの川崎憲次郎氏【写真:編集部】

勝つかなと思って、持ち出した卒業アルバムを持ちだして…

 高校野球大分独自大会の決勝戦が別大興産スタジアムで行われ、2-1で津久見が優勝を飾った。同校OBでヤクルトのエースだった川崎憲次郎さんがFull-Countに喜びの声を寄せた。自身が高校3年生だった1988年以来、32年ぶりの大分県制覇に感動。地元、母校、後輩たちへの愛があふれ出るメッセージとなった。

 試合は午前中から気温の上昇が予想され、熱中症になりやすいという判断から午前10時ではなく、午後5時開始に変更された。初回に1点ずつ取り合い、2回以降は試合は動かなかったが、8回裏に津久見が勝ち越し、そのまま逃げ切った。川崎氏は1988年、大分県大会を制して、津久見のエースとして、夏の甲子園に出場した。その時以来の頂点、喜びもひとしおだった。

――おめでとうございます。

「ありがとうございます! 本当にもう、32年ぶりです。感動ですよ。やっぱりプロ野球とはまた違う、格別な感動がありますね」

――試合はずっとご覧になっていましたか?

「そうですね。(午後)5時15分から開始だったんですが、ネットでずっと見ていました」

――今日の津久見ナインの良かったところは?

「試合途中まで、どちらに傾くか、分からない展開。そこからお互いプレッシャーがあるのか、ランナーは出るけど点が入らない展開が続いて、やっと8回に点が入った」

――勝った瞬間、言葉にならないというお気持ちですか?

「そうですね。やっぱり32年ぶりじゃないですか。今まで2回ほど決勝に行ったんですけど、優勝できず。だから、もう何とも言えないというか……。津久見の市民は野球命なんですよね。そういう土地柄で。とにかく野球が全てなんですよね。野球が大好きで。自分は隣町(佐伯市)の出身なんですけど、いまだに応援もしてくれるし。やっぱり野球に関しては本当に熱いところなんです」

後輩たちにかけたい言葉は「本当にありがとう」

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