田中将大、今季着用の帽子は“防弾仕様” 最強素材に米メディアも注目「弾丸を止める」
頭部を保護するためプロテクター入りの帽子には防弾服にも使われる素材を使用
ヤンキースの田中将大投手は1日(日本時間2日)、本拠地でのレッドソックス戦で今季初先発する。キャンプ中に頭部に打球が直撃し、シーズンではプロテクター入りの帽子を着用してマウンドに上がるが、その中身が弾丸を止める素材が使われていることが分かった。地元メディアが伝えている。
田中は7月31日(日本時間8月1日)の練習後に会見に臨み、今季初登板に向け「監督にボールを渡すタイミングまでしっかりと自分の仕事をできればなと思っています」と意気込みを語った。
今季初登板に注目が集まるが地元メディア「NJ.com」は「タナカを救う意味をもつ新しい帽子の中身 新しい素材は弾丸を止める」と、プロテクター入りの帽子に焦点を当て特集。
帽子の内側にはナイロンより軽く鋼鉄の5倍の強度をもつとされ、タイヤコード、ベルト、防弾服などに用いられる素材の「カーボンファイバー・ケブラー」が挿入されるという。記事では弾丸さえ通さない“完全防具”は「どんなものでも衝突したものの衝撃をおおよそ50%に減少させることができる」と指摘している。
田中はすでに実践形式での練習でプロテクター入りの帽子を着用しており、本番に向け準備は万端なようだ。最強の“相棒”と共に田中の2020年シーズンが幕を開ける。