最速156キロが突如143キロに… 大谷翔平の球速低下に米懸念「今季登板すると思わない」
最速156キロを記録したフォーシームは143キロまで落ちた
■エンゼルス – アストロズ(日本時間3日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のアストロズ戦で先発登板した。18年10月の右肘のトミー・ジョン手術後2度目の公式戦登板。初回は8球で無安打無失点に抑えたが、2回は3者連続四球でピンチを招いて2者連続押し出し四球を許した。最速は97.1マイル(約156.2キロ)だったものの、2回途中から球速は140キロ台に低下した。
2回1死満塁。ガーノーに押し出し四球を与え、スプリンガーの打席で異変が起きた。常時150キロ超を記録していたフォーシームが144キロ、143キロ、144キロと球速が低下。米メディアも瞬時に反応した。ベースボールアナリストのライアン・スペーター氏は自身のツイッターに今後への悲観的な見方を綴った。「今季オオタニがまた登板するとは、私は思わない……」。
野球の記録本も出版しているスペーダー氏。ファンからは「今日彼の球は走っていたよ。ただ躊躇していただけのように思えた」と意見されたが、同氏は「最後に球速が急落していた」と指摘。次回登板を期待するファンのコメントには「そうだといいが」と返信した。
大谷の復帰2戦目は1回2/3で無安打2失点。5四球3奪三振だった。3回にプホルスの満塁弾が飛び出して負けは消えたが、何より大谷の状態が心配される。