楽天ロメロ11発、鷹モイネロ&西武ギャレットら奮闘 12球団助っ人事情は?【パ編】

楽天のステフェン・ロメロ【画像:パーソル パ・リーグTV】
楽天のステフェン・ロメロ【画像:パーソル パ・リーグTV】

ロメロは打率3割を超え、好調なチームを支える

 新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れで開幕を迎えたプロ野球。7月10日からは上限を設けた上で、ファンをスタンドに入れる有観客試合も再開された。すでに開幕から約1か月半が経過し、セ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。

 開幕から1か月半ほどが経過し、各球団が35試合超を消化した。今季は外国人枠が5人に増やされ、戦略にも幅が広がる。ここまで好調なチーム、波に乗れないチームと様々ではあるが、ここでは各球団の外国人の働きぶりに注目。現在の活躍度合いを診断してみたい。今回はパ・リーグ編だ。

【ソフトバンク】
モイネロ 20試合0勝0敗1S15H 0.95
ムーア 2試合0勝1敗0S0H 4.50
バンデンハーク 4試合1勝2敗0S0H 7.29
※バレンティン 124打数23安打7本塁打19打点 .185 出.290

1軍未出場:デスパイネ、グラシアル、サファテ、スチュワート

 バレンティンは外国人枠から外れて日本人扱いであるものの、7人の助っ人を抱える首位のソフトバンク。だが、ここまでの助っ人たちの働きはやや物足りないか。モイネロはリーグトップの15ホールドと奮闘しているが、ムーアとバンデンハークは故障により登録抹消。バレンティンもまだ打率1割台と苦しんでいる。来日が遅れていたデスパイネとグラシアルの復帰は早くても、8月中旬から下旬となりそうだ。

【楽天】
シャギワ 17試合0勝2敗1S3H 3.77
ブセニッツ 15試合1勝0敗2S8H 0.63
宋家豪 13試合0勝1敗0S3H 4.30
ロメロ 122打数41安打11本塁打26打点 .336 出.401
ブラッシュ 105打数26安打2本塁打15打点 .248 出.386

 開幕から好発進した2位の楽天。現在のチーム状態は助っ人たちの働きも欠かせない。新助っ人のシャギワとブセニッツは勝ちパターンの一角として好投を続けてきた。シャギワの成績は下降気味だが、ブセニッツはまだ1失点しかしていない。オリックスから加入したロメロは打率.336、11本塁打と結果を残している。ブラッシュは打率は.248と高くないが、出塁率が.386をマークしており、その貢献度は見逃せない。

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