ロッテ井口、監督就任濃厚も発表は今季終了後か「引退試合に集中させたい」
山室球団社長は「前に進んでいる」と進展を示唆
ロッテは次期監督の最有力候補だった井口資仁内野手(42)に就任を要請し、同内野手も複数年契約を含めた球団の全面バックアップを前提条件に、受諾を受ける見通しになった。10月以降のスケジュールに関しても、監督就任を見据えて白紙状態だという。
開幕から低迷するロッテは、8月に伊東監督が今季限りの辞任を表明。同内野手を最有力候補に、ロッテOBであるフリオ・フランコ氏ら外国人監督を含めて、候補の一本化作業を進めてきた。ロッテ山室球団社長は23日「(以前の段階より)前に進んでいる」と進展状況を語った。
球団幹部は「引退試合に集中させてあげたい。シーズン中に発表することはない」とし、正式発表は今季の最終試合、10月10日の楽天戦以降になるとみられる。就任すれば、大リーグでプレーした日本人選手初の1軍監督になる。
9月中旬にZOZOマリンで行われたトークショーでは「いずれ(監督就任への)夢がある」と語っていたが、24日の引退試合(日本ハム戦)では、ファンの前でどんな挨拶をするか注目される。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)