大谷翔平、来季も二刀流継続も米メディアは不安の声 「腕の故障が持続的な問題」
AP通信「心の二刀流選手になる道のりで腕の怪我が新たな障害に」
エンゼルスのジョー・マドン監督は4日(日本時間5日)、敵地・マリナーズ戦前にオンライン会見し、大谷翔平投手が今季中に投手として登板することはないと明言した。今季の残り試合は指名打者として起用する方針を示し、「彼は最高級の投手。打撃の能力も見てきた。彼なら二刀流ができると思う」と来季以降の二刀流の継続には自信を見せた。
2年ぶりの投手・大谷は、わずか2登板で幕を下ろすこととなった。2日(同3日)の登板後に右屈曲回内筋群の損傷と診断され、投球再開まで4~6週間。今季中の投手復帰は厳しいとみられていた。米メディアはどのように伝えたのか。AP通信は大谷が今季中に投手復帰しないことについて触れ、「オオタニに関するエンゼルスの見せた姿勢は驚きではない」と言及。「オオタニがここ何十年かで初となる真の二刀流選手になる道のりにおいて、今回の腕の怪我が新たな障害となった」と伝えた。
米放送局「CBSスポーツ」もマドン監督が大谷の今季中の登板予定がないと明言したについて「驚きではない」と理解を示した。18年は160キロ超の剛速球とスプリットを武器に4勝2敗、防御率3.31をマークしたものの、右肘靭帯損傷で離脱。「オオタニが投手もできることは、みんなわかっている。しかし彼がMLBに活躍の場を移してからというもの、こういった腕の故障が持続的な問題となっている」と故障との戦いとなっているとした。
二刀流復活は来季へ持ち越しとなった。この日のマリナーズ戦はベンチスタートとなったが、まずは指名打者としての躍動を期待したい。
(Full-Count編集部)