エンゼルスは「残念なスタート」 大谷の投手離脱&救援陣乱調で米TV局厳しく評価
米放送局CBSスポーツが各球団を評価、エンゼルスは最低Fランクと評価された
■エンゼルス 6-0 アスレチックス(日本時間12日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたアスレチックス戦に「5番・指名打者」で6試合連続となる先発出場。初回2死一、二塁で四球を選ぶと、4回無死で右前打。5回の第3打席では二塁強襲の右前打を放ち、3試合連続のマルチ安打をマークした。チームは快勝。ただ、開幕から3カード連続の負け越し。ようやく今季初の連勝を飾ったエンゼルスに、米メディアは厳しい評価を下している。
エンゼルスは昨オフ、3度の最優秀監督賞を受賞しているジョー・マドン監督を招聘。選手補強ではエース級の投手を獲得できなかったものの、昨季ナショナルズの世界一に貢献した強打者レンドンを獲得した。大谷翔平投手の2年ぶりの二刀流復活もあり、戦前はポストシーズン進出を期待されていた。しかし、開幕から3カード連続で負け越すなど地区4位に低迷。開幕から約3週間の日程を消化し、米放送局「CBSスポーツ」は最低のFランクと厳しく評価している。
「新監督と目玉FAのアンソニー・レンドンを補強したにも関わらず(そして、マイク・トラウトもいる)、エンゼルスは2020年シーズンに残念なスタートを切った。投手ショウヘイ・オオタニを失ったことにより、ローテーションの厚みに関する従来の懸念がさらに深刻になった。そして、ブルペンは現時点で車10台の玉突き事故となっている」
最高評価A+はこの日エンゼルスに2連敗したものの依然として地区首位を走るアスレチックス、戦前の評価が低かったロッキーズが選ばれた。また、昨季ワールドシリーズを制覇したナショナルズもFランクと厳しく評価され、最低評価F-は新型コロナウイルスに集団感染したカージナルスが選ばれている。
(Full-Count編集部)