米17年連続、通算509盗塁のイチロー 成功率81%が物語る背番号51の凄さ
イチローが今季初盗塁、渡米以降17年連続、日米通算24年連続で盗塁記録
マーリンズのイチロー外野手が28日(日本時間29日)の本拠地ブレーブス戦で代打で右前安打を放ち、直後、今季初盗塁を記録した。代打安打数は今季両リーグトップの27本目となり、メジャー記録の28本に王手。盗塁は渡米以降17年連続となり、オリックス時代からは24年連続となった。二盗を成功した直後には米メディアでイチローの盗塁成功率81%に称賛の声も寄せられた。
この日ベンチスタートとなったイチローは5点リードの6回2死走者なしの場面で代打で登場すると、ブレーブス先発右腕テヘランの91.7マイル(約148キロ)のフォーシームを捉えて右前に強烈な打球を弾き返した。これが今季27本目の代打安打となり、ジョン・バンダーウォールが1995年に記録した28本のメジャー記録に王手をかけた。
イチローはその直後、牽制を挟んで二盗を試み、見事に成功。これが今季初盗塁で、メジャー歴代35位タイとなる通算509盗塁目となった。この場面で現地で試合を中継した米メディアではイチローの盗塁成功率が81%であることを紹介。実況は「43歳、というのはただの数字にしかすぎません」と感嘆し、81%の成功率に「いい記録です」と賛辞を贈った。
イチローは今季盗塁企図数は2回で成功1回で成功率5割だが、メジャー通算では626の企図数で成功は509回、成功は81.309%となっている。