大谷翔平、3戦連続マルチも完全復活はまだ先? 指揮官「まだ100%の状態ではない」
2打席連続右前打&二盗で今季初の2連勝に貢献、打率.224に上昇した
■エンゼルス 6-0 アスレチックス(日本時間12日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地のアスレチックス戦で「5番・指名打者」で6試合連続先発出場した。初回2死一、二塁で四球を選んで出塁。4回無死、5回1死と2打席連続で右前打を放ち、3試合連続のマルチ安打をマークした。4打数2安打1四球1三振1得点で打率.224。連日の活躍に、ジョー・マドン監督は「彼はまだ100%の状態ではないが、良くなっている」と目を細めた。チームは4本塁打12安打の猛攻で6-0で完封勝ちして2連勝を飾った。
大谷が快音を連発させた。1点を先取した4回無死、ノーヒットノーランを2度達成しているファイアーズから右前打を放った。この一打から打線がつながり、1イニング3本塁打を含む6安打5得点の猛攻へつなげた。5回1死では2番手右腕メングデンから二塁ケンプを強襲する右前打とした。打球速度100マイル(約161キロ)の強烈な当たりだった。続くプホルスの打席では今季2個目の盗塁となる二盗をマークした。
序盤から1割台だった打率は.224まで回復。レンドンが復調して、チームは4本塁打12安打の猛攻で今季初の2連勝を飾った。マドン監督は「(誰かが打てば)それに触発されやすいもの。1番から9番まで非常に良かった。誰の目にも明らかだった。本拠地に戻ってきて、既に今シリーズには(現時点で2勝0敗で)勝利した。良い気分だ。しかし満足はできない。明日も試合をし、3戦目も取るつもりだ」と同一カード3連勝を誓った。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)