ヤンキース、直近2勝5敗と足踏みも… 地元メディアは田中将大に期待「希望の光」
脳震盪から復帰2戦目で5回1安打零封の快投、13日ブレーブス戦で今季3戦目
ア・リーグ東地区首位を快走するヤンキース。11日(日本時間12日)の本拠地ブレーブス戦には9-6と勝利したが、5日(同6日)フィリーズ戦以来、2勝5敗とやや足踏みしている。地元NYの辛口メディアは最近の戦いぶりに眉をひそめているようだが、その中でも「非常に心強い兆し」と期待を寄せられているのが、12日(同13日)ブレーブス戦で先発する田中将大投手とジェームズ・パクストン投手の存在だ。
パクストンは9日(同10日)の敵地レイズ戦に先発し、6回1/3を4安打11奪三振3失点。開幕早々は状態が安定しなかったが、ここへ来て11奪三振を記録するなど復調傾向にある。地元紙「NYタイムズ」のアダム・ザゴリア記者は自身のツイッターで「パクストンがレイズ戦で11奪三振。この試合と田中の前回登板を見ると、ゲリット・コールに続くヤンキース先発陣に非常に心強い兆しが見えている」と高く評価。さらに「ヤンキースが短期間のプレーオフでコール、田中、パクストンの順でローテを組めたら、誰よりも優勝チャンスがある」と期待を込めた。
夏季キャンプ中に頭部に打球が直撃した田中は、開幕こそ出遅れたが、今季2度目の先発となった7日(同8日)敵地レイズ戦では5回を1安打無失点に封じる快投を披露。順調な回復をアピールしていた。
田中とパクストンが上昇気流に乗り始めたことに、米ラジオ局「Radio.com」で編集を務めるスティーブン・メイヤー氏もツイッターで言及。ヤンキースの近況を心配しつつも「タナカとパクストンの調子が非常に良さそうだということが希望の光だ」と伝えた。
前日会見では「体の状態は良い状態であると思います」「決められた球数の中で、自分の持っているものを全て出し切るしかないですかね」と意気込みを語った田中。今季3度目の先発マウンドに期待したい。
(Full-Count編集部)