田中将大の快投を監督&同僚が絶賛 「我々を遥か彼方まで導く」とAロッド

OP戦初登板で完璧投球、指揮官は「期待通りのピッチングをしてくれた」

 ヤンキースの田中将大投手が12日(日本時間13日)、ブレーブスとのオープン戦に先発した。“今季初登板”で2回を投げ、無安打無失点、四球ゼロ、2奪三振。エースの完璧なピッチングに、首脳陣、チームメートから絶賛の声が上がっている。

 2イニングをわずか19球でまとめ、ストライク率は驚異の79パーセント(15球)。昨年7月に右肘靭帯部分断裂の重傷を負い、約2か月半の離脱を余儀なくされた右腕について、チームや地元メディアは慎重に状態を見極めているが、その影響は全く感じさせなかった。球数が予定の30~40球に達しなかったため、降板後にブルペンで18球を投げて調整するという余裕のスタートだった。

 圧巻だったのは2回無死でのジョニー・ゴームズへの投球。追い込んでから、打者の手元で急激に沈む85マイル(137キロ)のスプリットで空振り三振に切って取った。

 地元紙ニューヨーク・ポストによると、ジョー・ジラルディ監督はこの日の田中の投球について「期待通りのピッチングをしてくれた」と賞賛したという。さらに、全力でスプリットを投げ込んでいたことについては「起こるかもしれないことで悩んでいる時間はない」と言及。米国では、田中の「宝刀」が昨年7月に負った右肘靭帯部分断裂の原因の1つとする報道も多かったが、再発を恐れて投げることをためらう必要はないとの見方を示している。

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