大谷翔平の完全復活はもう少し? 指揮官「感覚をつかめば突如として…」

「5番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
「5番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

大谷は打法修正中、マドン監督「タイミングが少し早過ぎる。それに取り組んでいる」

■ドジャース 8-3 エンゼルス(日本時間17日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地のドジャース戦で「5番・指名打者」で10試合連続先発出場した。2回先頭で2試合ぶり安打となる右前打を放ち、4打数1安打1得点。打率.203となった。

 2回先頭。大谷は22歳右腕メイの甘く入った98.1マイル(約157.9キロ)のシンカーを捉え、右前打とした。メジャー通算216安打として、新庄剛志を抜いて日本人単独10位。同2死二塁からはスタッシーの左前適時打で先取点となるホームを踏んだ。しかし、その後の打席では凡退。4回無死は三ゴロ、6回先頭はニゴロ、8回1死一塁は三ゴロに打ち取られた。

 この日の試合前、マドン監督は「昨日の試合(8回の第4打席)で彼は左中間にもう少しでホームランになる打球を打った。私はまたとても嬉しく思った。私は彼が正しい道にいると思っている」と話していた。開幕から今ひとつ波に乗り切れない打者・大谷。指揮官は試合後、こう分析した。

「タイミングもあるし、メカニックも関係している。タイミングが少し早過ぎる。我々はそれに取り組んでいる。もう少し待つこと。コーチがそうしたことを話している。そうした様々なこと。彼は修正できる。打撃ケージでこれ以上ないほど懸命に取り組んでいる。感覚をつかめば、突如として求めている結果が得られるようになるだろう」

 チームは3-8で敗れ、今季ワースト4連敗。7勝15敗で地区4位と苦しい戦いとなっている。マドン監督は「選手たちは大丈夫だ。投球が大事だ。そうでなければ勝てない。もっと良い投球をしなければならない。先発も救援も。常にそこから始まり、そうすれば、必要な得点が入る。常にビハインドとならないように、もっと良い先発登板としなければならない」と、投手陣の巻き返しを求めた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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