大谷翔平、打者専念後初のベンチスタート 指揮官「体、感覚を取り戻して」
特打ではマドン監督ら首脳陣から直接指導を受けた「彼は本当に良く見えた」
■エンゼルス – ジャイアンツ(日本時間18日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地のジャイアンツ戦で打者専念後初めてベンチスタートとなった。ジョー・マドン監督はオンライン会見に応じ、「彼に取り組む日を与えたかった。打撃を強化するために。少しリラックスして、取り組む日を与えたかった。相手が左腕(アンダーソン)だから、そうするのに良い日だった」と説明した。
この日は屋外で打撃練習。54スイングで11本の柵越えを放ったが、インターバル間にはマドン監督ら首脳陣から直接指導される場面があった。「彼は本当に良く見えた。本当に良い形で終えられたと思う。日本での最後の方の動画を見ているが、今日の最後はそれに大変似ていたと思う。その感覚をつかんでもらおうとしている。今から新しい感覚やパターンを生み出すことは本当に難しく、正しい進め方ではない。体の状態、感覚を取り戻してもらおうとしている」と復調を期待した。
前日16日(同17日)の本拠地ドジャース戦では「5番・指名打者」で10試合連続先発出場。2回先頭で2試合ぶり安打となる右前打を放ち、4打数1安打1得点だった。今季成績は16試合出場し、打率.203、4本塁打、10打点、2盗塁。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)