田中将大、負けたら敗退のマウンドで6回まで快投 ジャッジがHRキャッチの美技
6回に大飛球を身長201センチのジャッジがキャッチ、マウンドの田中も脱帽で感謝
ヤンキースの田中将大投手は8日(日本時間9日)にインディアンスとの地区シリーズ第3戦に先発。ヤンキースは敵地で連敗。負けたら敗退という崖っぷちの状況で本拠地に戻ってきた。
試合前、田中がウォーミングアップのためにダグアウトから登場すると、ヤンキースタジアムのファンは右腕を鼓舞するかのように大歓声を送った。初回のマウンド。田中は先頭リンドーアを空振り三振、キプニスは三飛、ラミレスは空振り三振と最高のスタートを切る。
2回は先頭ブルースをスプリットで空振り三振。サンタナにはフルカウントから直球をライト前に運ばれるも、続くジャクソンは追い込んでからスプリットで三ゴロ。併殺に仕留めた。
3回はブラントリーを二ゴロ、ペレスを空振り三振、ウルシェラを二ゴロと3者凡退。4回は1死からキプニスに右越え三塁打を浴びるも、ラミレス、ブルースはスプリットで空振り三振。ピンチを切り抜けた田中は雄叫びを上げ、飛び跳ねながらグラブを叩いた。
5回は先頭サンタナを四球で出すも、ジャクソンは右飛。続くブラントリーはスライダーで二ゴロ併殺打に仕留め、結果的に3人で攻撃を終わらせた。そして、6回は先頭ペレスにレフト前に運ばれると、ウルシェラは右飛も、リンドーアにはライトへの大飛球を許す。スタンドインかという打球をライトのジャッジが捕球。201センチの長身を生かした“ホームランキャッチ”で救うと、マウンド上の田中も脱帽で感謝した。
6回まで3安打無失点で78球。6三振を奪う好投で相手先発カラスコと投手戦を演じている。