前田健太、好救援で評価上昇 地元メディア「勝利の方程式」起用を熱望
地区シリーズで2戦連続好救援、マエケンの現地評価上昇
ダイヤモンドバックスとの地区シリーズで救援で起用され、快投を見せたドジャースの前田健太投手。2試合連続で無安打無失点で切り抜けた投球により、その評価が高まりを見せている。米メディア「ESPN LosAngeles」のラジオ番組でもその投球を絶賛。リーグ優勝決定シリーズ以降も「勝利の方程式」として起用するよう熱望している。
レギュラーシーズンで25試合に先発登板した前田は2年連続の2桁となる13勝(6敗)を記録。一方、4試合で救援登板も経験しており、デーブ・ロバーツ監督はポストシーズンで救援起用する方針を固めた。シーズン終盤から中継ぎでの登板をテストし、迎えた地区シリーズでは第2戦で1点リードの5回1死から登板。1回を無安打無失点2奪三振と好投すると、勝利投手となった。
さらに第3戦では2点リードの8回にセットアッパーを担い、同じく1回を無安打無失点2奪三振と快投を披露。安定感抜群の投球で守護神ジャンセンへとつなぎ、キャリア初のホールドをマークした。
試合後、不慣れな中継ぎという役割にも「もうだいぶ慣れてきましたし、スイッチは入りました」と話した右腕。「今はポストシーズンということで、とにかくチームの勝利に貢献したいという思いが強いので、そういう意味で、こうやって勝ち試合に投げさせてもらってチームに貢献できたということは、選手としてすごくうれしいと思います」と充実した表情を浮かべた。
そんな右腕にチームメイトや現地メディアから称賛の声が寄せられる中、「ESPN LosAngeles」のラジオ番組「MASON AND IRELAND」では今後も前田を「勝利の方程式」として起用すべきとの声が上がった。