CSファイナル2戦目先発は千賀で決定 ホークス工藤監督「本来の力出して」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

初戦は東浜、2戦目は千賀で一気に王手をかけにいく

 13日、ソフトバンクはヤフオクドームで紅白戦の第3戦目を行った。この試合では、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでの先発が見込まれる和田毅、バンデンハーク、千賀滉大の3人が登板。工藤公康監督は試合後に「2戦目は千賀。もう伝えました」と明言した。

 この日、紅組の2番手として登板した千賀は、内川聖一、松田宣浩、中村晃など主力中心の白組を相手に4回3安打無失点。工藤監督は「荒れてはいなかったし、ちょっとフォークが抜けるところもあったけど修正できていた」と一定の評価を与えつつ、CSの2戦目で先発起用することを明言した。

「本来の力を出せれば、そう簡単に打てる投手ではない。勝ちに対して負けが少ないし、そういう負けないというところがチームにとっては大事」

 初戦は最多賞の東浜巨、第2戦は勝率第1位の千賀という、タイトルホルダーリレーで一気に王手をかけにいく。

 また、白組の先発として5回1/3を60球、パーフェクトに抑えたバンデンハークについては「ストライク先行でよかったですね。80球くらい投げる予定だったけど、あのままだと最後まで(8回)投げそうだったから。他にも投げさせないといけないピッチャーもいたからね」と語った。

 一方、紅組の先発・和田は松田宣浩に本塁打を許すなど4回3失点。工藤監督は「彼にとっては確認作業だと思うので(気にしていない)。(捕手の)後ろから見ていても、キレや速さを感じたし、いい感じで来ていると思う」と、ベテラン左腕に調整に信頼を寄せる。

 倉野信次投手統括コーチは、この2人のCSでの先発日程について「まだ流動的」と話す。「3戦目、4戦目については相手を見ながら決めることができる」と、14日から始まるファーストステージの展開を見ながらということになりそうだ。

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