大谷翔平、四球&盗塁で逆転勝ち演出 打率.188でもマドン監督「他のツールで貢献」
指揮官が寄せる全幅の信頼「彼の走り、動き、プレー、私は彼の大ファンだ」
■エンゼルス 3-2 マリナーズ(日本時間29日・ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地エンゼルスタジアムで行われたマリナーズ戦に「2番・DH」でスタメン出場し、3打数1安打だった。第2打席で右翼線への二塁打を放ち、2試合連続安打。エンゼルスは3-2で勝利して2連勝となった。
第1打席は高めの真っ直ぐに空振り三振に倒れた大谷だったが、第2打席で右翼線への痛烈な二塁打。1点ビハインドとなった6回の第3打席では四球を選び、今季5個目の盗塁。プホルスの適時二塁打で同点のホームを踏むと、アップトンの適時打でエンゼルスは試合をひっくり返した。
足でチャンスを拡大し、同点、逆転に貢献した大谷。勝利を飾った試合後、ジョー・マドン監督は「運動能力に関してはトップの1人。彼の走り、動き、プレー、私は彼のこうした全ての大ファンだ。今は打撃で力を発揮できていないが、他のツールを活かして貢献している。彼がスタメンでいられるということに疑いはない」と語り、走力でもチームに貢献できる存在だと認めている。
今季はここまで打率.188と低調な数字が続くが、指揮官の信頼は変わらない。「このフィールドで彼ができないことはないんだ。それほどに才能がある。だから制限をかけたくない。選手の素晴らしさの邪魔をしたくない。彼は良い形で終えられると信じている。上手く調整するだろう」とマドン監督。残る試合で状態を上げることを信じて疑わなかった。
(Full-Count編集部)