無敵のリリーバー前田健太に米メディア驚愕「5球で3アウトを記録、5球だぞ」
今季プレーオフは登板3戦で打者9人を全員凡退
ドジャース前田健太投手が14日(日本時間15日)、本拠地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で1回を無安打無失点の完璧救援で、今季ポストシーズン(PS)2勝目を飾った。わずか5球で打者3人を退けた日本人右腕の完璧投球に、地元番記者は「5球で3アウトだぞ。5球で!」「私なら続投だ」と称賛の声を送っている。カブスに先制点を許したドジャースだが、テイラーとプイグのソロ弾などで5-2と逆転勝利。1988年以来のリーグ優勝へ、初戦をモノにした。
超満員のドジャースタジアムに大歓声が鳴り響いた。2-2と同点に追いついた直後の6回1死走者なしの場面で、前田が出番を迎えた。
まずは強打を誇るコントレラスを初球で遊ゴロとすると、続くアルモラJr.は3球目で三塁ゴロに打ち取った。6回裏にテイラーのソロ弾で勝ち越すと、7回も続投した前田は先頭ラッセルを初球で左飛。わずか5球で右の強打者トリオをなで斬りにし、左打ちのシュワーバーから4番手モローにマウンドを譲った。
前田はポストシーズンからリリーフに配置転換となった。目覚ましい活躍で、地元メディアから「真の武器に」と称されるなど、今季41セーブの最強守護神ジャンセンにつなぐ、盤石の勝利の方程式に加わった。