大谷翔平、天敵左腕撃ちの代打安打に指揮官ご満悦「ベストな選択肢だった」

代打で右前打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
代打で右前打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

天敵左腕ゴンザレスから“バット折り”右前打「成績は分かっている」

■マリナーズ 2-1 エンゼルス(日本時間1日・ロサンゼルス)

 エンゼルスの大谷翔平投手は8月31日(日本時間1日)、本拠地のマリナーズ戦を9試合ぶりにベンチスタート。9回先頭で代打で登場し、バットを折りながらも右前打を放った。打率.189。チームは左腕ゴンザレスに1失点完投勝利を許し、1-2で敗れた。3連勝の後は2連敗となった。

 1点を追う9回先頭。大谷はベンブームの代打で登場した。左腕ゴンザレスの内角高めシンカーを振り抜き、バットを真っ二つに折られながらも右前へ落とした。代打安打は昨年8月17日の本拠地ホワイトソックス戦以来380日ぶりだ。

 左腕ゴンザレスとは7月30日に対戦して3打数無安打1三振。通算でも10打数無安打4三振と分が悪かった。さらに、今季の対左腕は33打数3安打の打率.091と苦戦。9回での代打起用に、マドン監督は「彼がベストな選択肢だったからだ。あの状況でベストな選択肢だった。成績は分かっている。ベンチを見て、彼ができることを考えたら、それが正しいことだと思った」と振り返った。一打席勝負で結果を残し、代打での通算成績は31打数11安打の打率.355、2本塁打、5打点となった。

 この日、ブライアン・グッドウィン外野手がレッズへ電撃トレード。試合は先発のバリアが5回途中1失点と投手が試合を作った。主力だった外野手について、マドン監督は「彼のプレーが好きだ。懸命にプレーする。良い選手だ。人柄も良い。素晴らしいチームメート。良いところがたくさんある。レッズに大きな利益をもたらすだろう」と惜別のメッセージを送った。「投手が良くなった。それを求めていた。ここ2試合は良い投球をしていた。それをもっとする必要がある。全体的には、投手が良くなったと思う。上昇するためにはそれをしなけばならない。投手は十分に良い投球をしたが、得点を入れることができなかった」と、ここまで不振の投手陣を評価していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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