4連敗のヤ軍、プレーオフ進出に危険信号 主力ガードナーも苦言「失望している」
ここ19試合で5勝14敗、プレーオフ進出が可能な最後の8枠目につけている
田中将大投手の在籍する名門ヤンキースがプレーオフ進出に危険信号だ。7日(日本時間8日)の敵地ブルージェイズ戦に7-12で敗れ泥沼の4連敗。ここ19試合で5勝14敗と大きく負け越している。米TV局「ESPN」では「すぐに立て直す必要がある」と4年ぶりにプレーオフ進出を逃しかねない名門に警鐘を鳴らしている。
現在、ア・リーグ東地区の3位に沈むヤンキース。地区首位のレイズとは6.5ゲーム差をつけられ、2位のブルージェイズとも2ゲームの差がある。今季のMLBは各地区2位以上の6チームと、3位以下で各リーグの勝率の高い2チームがプレーオフ進出の権利を得るが、ヤンキースは現状、ア・リーグでプレーオフ進出が可能な最後の8枠目につけている。
現在はアーロン・ジャッジ外野手が右ふくらはぎ痛、ジャンカルロ・スタントン外野手が左ハムストリングの張りでそれぞれ負傷者リスト(IL)入り。ジオ・ウルシェラ内野手、ジェームズ・パクストン投手ら主力を相次ぐ故障で欠いており、記事では「流れが変わり始めているように見える。ブロンクス・ボンバーズ(ヤンキース打線の異名)はプレーオフを逃す可能性があるかもしれない」とシーズン最初こそア・リーグ優勝候補だったものの、現在は不振を極めるチーム状況を危惧する。
ブレット・ガードナー外野手も「1週間前にも同じ回答をしたが、すごくイライラする。自分のプレーだけじゃなく、チームのプレーに失望している。まだシーズンは残っていて、まだプレーオフを狙える位置にいる。その目標を達成したいが、最近の僕たちのプレーは受け入れられない」と現在のチーム状況に苦言を呈すなど、チームの雰囲気も最悪だ。4位のオリオールズにも2ゲーム差に迫られているヤンキース。名門はプレーオフ進出を死守できるか。
(Full-Count編集部)