2万人どよめいた“甲斐キャノン” 一塁牽制死の福田にファン「誰が戻れんねん」
離塁がわずかに大きかった福田を逃さずに一塁牽制で見事に刺す
■オリックス 1-0 ソフトバンク(22日・PayPayドーム)
ソフトバンクの甲斐拓也捕手が“甲斐キャノン”を発動させてスタンドのファンをどよめかせた。22日に本拠地PayPayドームで行われたオリックス戦。3回に鋭い一塁牽制で走者を刺してピンチを未然に防いだ。
この日から上限2万人に引き上げられたファンを“甲斐キャノン”が魅了した。3回だ。先発の千賀滉大が2死から福田に左前安打を許し、迎えたT-岡田の打席だった。1ボールからの2球目、インコースへの154キロがボールとなると、鋭くステップを切った。
わずかに離塁が大きくなった福田を見逃さず、すかさず一塁へと牽制。矢のような“甲斐キャノン”は一塁の中村晃への見事なストライク送球となった。頭から戻った福田を間一髪のタイミングで刺して3アウトに。相棒の千賀を助けるビッグプレーになった。
千賀の154キロからのキャノン発動。「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeでは「【超速コンボ】154キロ直球 → 甲斐キャノン【牽制アウト】」とのタイトルで動画を公開。ファンはあまりのキャノンの威力に「こんなん誰が戻れんねんwww」「これで刺すのはエグすぎ!」「あのリードで刺されるんかー もうベースから離れられへんやん」と福田に同情する声も少なくなかった。