鬼才バウアー、8回1失点12KでCY賞前進 受賞の自信問われ「他にどんな捉え方が?」
防御率1.73、100奪三振はいずれもリーグトップ
■レッズ 6-1 ブルワーズ(日本時間24日・シンシナティ)
カブス・ダルビッシュ有投手のサイ・ヤング賞争いの行方は? レッズのトレバー・バウアー投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのブルワーズ戦に先発し8回4安打12奪三振、1失点の好投で5勝目を挙げた。防御率1.73、100奪三振はいずれもリーグトップに。試合後は「個人的には自分のことよりもチームのほうが重要だ」と語った。
バウアーが自身初のサイ・ヤング賞に一歩前進した。8回1失点、12奪三振と圧巻の投球を見せシーズン防御率1.73、100奪三振と“リーグ2冠”に躍り出た。試合後は「個人的には自分のことよりもチームのほうが重要だ。プレーオフへの戦いが続いているから」ときっぱり。一方で「自分が選ばれるべき?」との質問には「他にどんな捉え方があるのかわからないよ」と意欲もにじませた。
それでもここまでピッチングを科学的に見つめ様々なトレーニングを取り入れレベルアップしてきたバウアー。サイ・ヤング賞を手にする意味を問われると「ここまで自分が積み重ねてきた全ての努力が大きな形で報われると思うと嬉しい。長年取り組んできたピッチデザインや身体の強化、頭で、体で学んできたことなど…これらの努力が有効なものだったと実証してくれると思う」と胸を張った。
これまでの常識を覆し挑戦し続ける右腕は「私が取り組んでいる科学的なアプローチが有効なものだと認められて、これからそれを採用して続いてくれる人が出てきてくれると嬉しい」と語った。
チームは残り5試合で、サイ・ヤング賞候補のダルビッシュも次回登板がレギュラーシーズン最後となる予定。その他にもリーグ2位の94奪三振をマークしているメッツのデグロム、リーグ2位の防御率1.77を記録しているブルワーズのバーンズも残り1試合の登板機会が残っている。