ブレーブスVSレッズは記録づくめの歴史的投手戦 両軍37奪三振はPO新記録
両軍12回無得点はPO史上初、PO史上最長の延長13回完封試合
■ブレーブス 1-0 レッズ(WCシリーズ・日本時間1日・アトランタ)
レッズの秋山翔吾外野手は9月30日(日本時間1日)、敵地で行われたブレーブスとのワイルドカードシリーズ第1戦の延長11回に代打で出場。空振り三振に倒れ、12回に回ってきた打席で代打を送られた。チームは延長13回に0-1でサヨナラ負けを喫した。大リーグ公式サイトはポストシーズン記録を交えて歴史に残る投手戦と伝えている。
レッズはカブス・ダルビッシュとサイ・ヤング賞を争うバウアー。ブレーブスも今季7勝負けなしだった左腕フリードが先発した。序盤から投手戦となり、バウアーは8回途中12奪三振無四球、2安打無失点。フリードも7回5奪三振6安打無失点と好投した。両先発が7イニング以上無失点を記録したのはポストシーズン史上8組目だった。延長12回まで両軍無得点で、MLB公式は「10回終了時点でスコアレスだった試合はこれまでポストシーズンで4試合あったが、そのどれもが11回で終わっていた。直近の試合は1997年のア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦で、その試合は11回1-0でインディアンスがオリオールズを下していた」と伝えた。
両軍37奪三振は1試合での三振数でポストシーズン史上最多。バウアーが記録した「12奪三振以上&無四球&無失点」はポストシーズン史上初めてで、12奪三振はPO球団新記録だった。さらに、レッズ投手陣の計21奪三振は96年インディアンスが記録した23奪三振(オリオールズとの地区シリーズ第4戦)に次いでPO史上2番目に多いという。
延長13回完封試合はポストシーズン史上最長。ブレーブスは延長13回に主砲フリーマンがサヨナラ打を放ち、球団史上最多イニングでのポストシーズン勝利となった。両打線は得点圏で21安打1安打、22残塁を記録。レッズがポストシーズンで13回を戦ったのは史上初めてだった。ブレーブス、レッズはポストシーズン初戦から熱い戦いとなっている。
(Full-Count編集部)