日ハム大谷の争奪戦、マリナーズ&ブルージェイズのGMは早くも参戦を“表明”
マリナーズGM「獲得できれば誰でも喜ぶ」、ブルージェイズGMは「準備万端」
メジャーリーグでは13日(日本時間14日)からGMミーティングが開幕し、日本ハムからポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦が決まった大谷翔平投手について、早くも争奪戦参戦を“表明”する球団が現れた。まだ新ポスティングシステムは締結されておらず、当然、申請もしていないが、オフの話題の中心となりつつある。
マリナーズの球団公式サイトでは、「明らかにマリナーズは日本のべーブ・ルースと呼ばれ、剛球を投げる投手としてだけでなく優れた左打者の外野手やDHとしての能力を持つオオタニに興味がある」と指摘。そして、ジェリー・ディポトGMの以下のコメントを紹介した。
「(二刀流は)思いつく限りでは、これまでに一度しか起こっていない。それは私が生まれる前の話だ。彼は明らかに信じられないような才能を持った選手で、彼を獲得できれば誰でも喜ぶだろう。間違いないよ。ユニークなスキルを持ち合わせていて、なぜ彼が多くの注目を集めるのかには理由がある。彼はそれに値する」
「日本ハムファイターズは彼をポスティングすることを認め、オオタニ自身もメジャーに移籍したいと示した。これからどうなるか注目だ。彼は素晴らしい才能を持った選手だ。我々や他の29球団は長きにわたり彼に対してスカウティングしてきた。日本ハムであろうが他の誰かであろうが、彼を獲得するということは信じられないくらい恵まれていることになる」
まさに絶賛の嵐で、大谷が正式にポスティングシステムの利用を申請した際には、全力で獲得を目指すことになりそうだ。
また、地元メディア「TSN」では、「アトキンスは発言した。『ブルージェイズはオオタニ獲得の準備は万端だ』」とのタイトルで、ブルージェイズが大谷獲りに動いていると報じた。
記事では、「トロント・ブルージェイズは日本のスーパースター、ショウヘイ・オオタニの獲得に準備は万端だと、GMミーティングの初日にGMのロス・アトキンスがレポーターに伝えた。アトキンスは、オオタニのような二刀流の選手はア・リーグで機能すると言及した」と伝えている。
ポスティング申請前とあって、まだ慎重な発言を貫く球団もあるが、早くも獲得を熱望するGMも出てきた。全30球団の争奪戦になるとも言われる大谷の去就への注目度は、日に日に高まっている。
(Full-Count編集部)